特集[WELL-BEING TECHNOLOGY]開催直前!HAL注目ポイント

特集[WELL-BEING TECHNOLOGY]開催直前!HAL注目ポイント

本特集について

こんにちは、HAL編集部です。
この度私たちHALは、株式会社JTBコミュニケーションデザイン様と株式会社加工技術研究会様が主催する展示会「WELL-BEING TECHNOLOGY -マテリアルと情報技術で拓く豊かな社会-」のメディアパートナーとして、ウェルビーイング特集を毎月更新しています。今回は開催直前ということで、出展者情報やセミナー情報からHALが注目するものを紹介します。

展示会「WELL-BEING TECHNOLOGY」概要

近年、ウェルビーイング社会への関心の高まりとともに、身近な暮らしの中でひとに寄り添う新しい製品・サービスが注目を集めています。さわり心地のよい素材や快適な空間デザインとその評価技術、工場やオフィス・ 公共空間で活用が期待される協働ロボット、人間拡張技術、またXR技術で実現する新しい働き方など、ひとの健康や心地よさ、幸福度につながる視点での製品・サービス開発に取組む企業が増えています。当展示会ではこの分野に光をあて、「ウェルビーイング」と「産業」を結びつける場と して、2024 年に新規展示会「WELL-BEING TECHNOLOGY(略称:ウェルテック)」として初開催します。

【開催日時】
2024年1月31日(水)~ 2月2日(金)10:00-17:00

【会場】
東京ビッグサイト 東ホール


HALが注目する出展者

本展示会には人間拡張はもちろん、その領域にとどまらない多くの企業・研究所からの出展がありますが、中でもHAL編集部が新しさや面白さを感じたものを3つ紹介します。※記載情報は展示会情報からの引用となります。

科学技術振興機構 未来社会創造事業(小間番号:5C-21)

数理的社会情動能力の発達を促進するAIエージェントシステムの開発

Win-Win力は、組織内外の関係者間で相互のニーズ、価値観、目標を深く理解し、共感的オープンコミュニケーションと創造的思考を通じて、双方にとって利益があり、互いに満足のいく解決策を見出す戦略的思考能力です。本展示ではビジネスにおいて必須のWin-Winを実現する認知スキル獲得支援AIと、ユーザの価値観の深層分析によってカスタムメイドの高ウェルビーイング意思決定を支援する革新的AIエージェントを紹介します。

出展概要はこちら

CyberneX/ベレアラボ(小間番号:6E-01)

耳から脳情報にアクセスする

CyberneXはイヤホン型BCI「XHOLOS」を開発し、脳情報活用前提社会の実現を目指すブレインテックスタートアップです。脳情報への日常的なアクセスを可能にすることで人類の相互理解を促進し、誰もが実感出来るウェルビーイング社会の到来を実現します。
本展示では、脳波を用いたリラックス度計測システム「α Relax Analyzer」を使用しご自身に合った香りをお調べする体験型展示を行なっています。

出展概要はこちら

ソリッドレイ研究所(小間番号:5E-20)

価値あるVR創造企業

2台の3Dプロジェクタで壁床2面へ映像投影した没入感の高いプロジェクション型VRシステムを展示します。
プロジェクタ架台はタワー型スタンドとなっており、持ち運びや移動が可能で天井工事が不要なため、簡単に本格VRシステムを導入することが出来ます。

出展概要はこちら

セミナー情報

こちらはHALが注目するセミナー情報です。人間と機械のインタラクションの代表とも言える車分野ではマツダ株式会社が「感性」に関する講演、人間拡張分野の専門研究所である産業技術総合研究所 人間拡張センターからは持丸センター長が講演を行います。

ウェルビーイングにむけた自動車”感性”機能
(マツダ株式会社)

開催概要:2024年2月1日(木) 10:15-10:55/マテリアルステージ(東5ホール)

◉講演者プロフィール
マツダ株式会社 車両開発本部 クラフトマンシップ開発グループ
主幹エンジニア 久保 賢太氏
博士(学術)。専門:生理心理学,認知科学,自動車感性工学。科学技術振興機構ERATO,名古屋大学情報科学研究科を経てマツダ株式会社に入社。Mazda3,CX-30,MX-30などマツダ第7 世代商品群の内外装クラフトマンシップ開発を担当。現在も自動車のユーザビリティのために,「使いたい」心地よさを開発中。日本心理学会,認知科学会,生理心理学会に所属。日本認知科学会優秀発表賞,日本心理学会特別優秀発表賞などを受賞。

◉講演概要
感性というキーワードがモノづくりの領域に取り入れられて久しい。一方で、この感性がユーザーにもたらしてくれる恩恵とは何か、明確に定義できていない。そのため、機能を追求するエンジニアリングとの相性が悪く、デザインマターとして開発されることが多い。本セッションでは、感性がもたらすヒトのウェルビーイングへの恩恵と、それを提供するために開発した自動車感性機能を紹介する。

A-Pモデルでウェルビーイングに貢献する人間拡張研究
(産業技術総合研究所)

開催概要:2024年2月1日(木) 12:10-12:40/マテリアルステージ(東5ホール)

◉講演者プロフィール
産業技術総合研究所 人間拡張研究センター
フェロー/人間拡張研究センター長 持丸 正明氏
1993年、慶應義塾大学大学院博士課程 生体医工学専攻修了。博士(工学)。同年、工業技術院生命工学工業技術研究所 入所。2001年、改組により、産業技術総合研究所 デジタルヒューマン研究ラボ 副ラボ長。2018年より、人間拡張研究センター長。2023年にフェロー。専門は人間工学、バイオメカニクス、サービス工学。現在、ISO TC 324および PC329国際議長。消費者安全調査委員会・委員長代理。

その他

展示・セミナーの他、今後のビジネスの発展につなげるための企画も用意されていますのでご紹介です。

企画展示エリア「ウェルビーイング・ラボ」

ウェルビーイングに貢献する製品・サービスを体感できる展示エリアが設置されていますので、今後の製品開発や技術開発のヒントを得られます。

出展者

まとめ

今回HALは他者と互いにニーズや価値観を理解し合い、共感的コミュニケーションを通じて解決策を見つけ出すスキルや、脳波を利用した相互理解やリラックス状態の認知など、普段言語化しない思考の根底にあるものを理解し共感する技術に注目しました。また没入感が強い壁床2面プロジェクション型VRは、ぜひ会場で体験してみたいものの一つです。これらがビジネスシーンで活用されるのなら、今まで互いに起きていたミスコミュニケーションや感覚の相違を解決したり、相手と感情や感覚を共有したりできるようになるのかもしれません。
セミナーでは、人が触れられることをイメージできるようなマツダ社の講演と、やはり人間拡張技術からは外せない産総研人間拡張研究センターから持丸センター長の講演をピックアップ。他にも興味深い講演が多数開催されますので、ぜひご参加ください。また、既に事前登録が満席の講演もありますので、早めの事前登録がおすすめです。

アイデア創出ワークショップ提供開始!

CTA-IMAGE 事業づくりにおけるアイデア創出の課題を解決するワークショップの提供を開始しました。

特集カテゴリの最新記事