CyberneX社がBCIプラットフォーム「エクゾロス」を発表、BCIの商用利用を開始

CyberneX社がBCIプラットフォーム「エクゾロス」を発表、BCIの商用利用を開始

この記事の要約

● 外耳道から脳波など生体情報を取得できるインターフェースの小型化技術とドライフレキシブル電極の開発により、デザイン性・機能性にも優れたイヤホン型BCIデバイス「XHOLOS Ear Brain Interface」を開発

● ワイヤレスイヤホン同様の使用感なので日常的に情報取得を行うことでき、リラックス・集中時を計測することで外部へ音やテキストチャットで状態を知らせることができる

● XHOLOS Ear Brain Interfaceで計測したデータを体感と合う形で解釈し、表現するBCI活用ソフトウェア「XHOLOS Engine」の開発を強化、ワンストップで提供するための同社ブランドで「BCIプラットフォーム」の確立を促進する狙い

XHOLOSとは

株式会社CyberneXは、独自開発のBCI(Brain Computer Interface)技術であるEar Brain Interfaceを中核としたBCIプラットフォーム 「XHOLOS(エクゾロス)」を発表しました。XHOLOSは、同社が掲げる『脳情報活用前提社会』の実現に向けた、BCIの社会実装における中核となるプラットフォームに位置付けています。
XHOLOSは、主に2つの要素から構成されています。(2022年5月現在)

◆ イヤホン型BCI:XHOLOS Ear Brain Interface
◆ BCI活用ソフトウェア:XHOLOS Engine

XHOLOSは着用するだけで、人の脳情報を可視化し、様々な手段で表現することができます。集中時にはライトの点灯や音で通知、またはテキストに変換してチャットツールなどにリアルタイムで送信することによって、集中力が高い勉強中や仕事中には声かけの遮断効果が期待できます。またリラックス状態をリアルタイムに表現することで、自分に合ったリラクゼーションコンテンツを探索するなど、様々なシーンで脳情報を活用した新しいコミュニケーションの形を実現できます。

XHOLOSの必要性と展望

CyberneX社は以下のように開発背景を語っています。

これまでに人類が開発してきたユーザーインターフェースは、相手に伝えたい情報を言語化し、インプットする目的で開発されています。しかし、心理的なウェルビーイングの実現に向けたサービス開発の重要性が叫ばれる昨今において、これまでのユーザーインターフェースだけでは、言語化されない感情や状態を理解し、伝えることは困難だと考えています。BCIを活用することで、人間の心理的内面を表現することが可能となり、本質的なウェルビーイングの実現に寄与すると考えました。

PR TIMESプレスリリースより

同社は、脳情報を用いた心理的内面を表現する手段を開発することで、人類にとってより本質的なウェルビーイングに繋がるサービスの開発に、世界中の企業が取り組む事ができるよう基盤となる技術を提供していくと話しています。
CyberneX社はXHOLOSを通じ『脳情報活用前提社会』の到来に向け、日常の様々なシーンで脳情報を活用し、より豊かな未来をつくるビジネスを開発していくとしています。

XHOLOSの特徴

XHOLOS Ear Brain Interface

「XHOLOS Ear Brain Interface」は、旧・富士ゼロックス株式会社(現:富士フイルムビジネスイノベーション株式会社)時代から同社開発チームが取り組んできたEar Brain Interface技術を基に、デザインや装着性、ノイズ耐性などを改良して新たに開発した製品です。
外耳道から脳波をはじめとする生体情報を取得できるEar Brain Interfaceを小型化技術や、ドライフレキシブル電極などを開発することで実用化。これらの技術により、従来の脳波測定デバイスにはないイヤホンのような見た目と簡単な装着方法で、誰でも日常的に脳情報を活用することが可能になるとのこと。
なお、これらに関する知的財産は、同社から既に国内外で複数特許出願中であり、今後権利化が進んでいく見込みです。

イヤホン型BCI「XHOLOS Ear Brain Interface」の機能特徴

  • イヤホン・マイクを装備し、一般的なワイヤレスイヤホンと変わらない使用感を実現
    (耳介のみで電極を構成することで、頭部・首など様々な接点に電極配置する必要がない)
  • 長寿命バッテリー、最大30時間連続計測が可能
  • 世界最小最軽量クラスの重量35g

イヤホン型BCI「XHOLOS Ear Brain Interface」の基本スペック

  • 脳波データサンプリングレート:600Hz
  • 通信方式:Bluetooth ・・・ マイク、スピーカー(BLE:脳波データおよび6軸データ、装着判定)
  • 連続動作時間:Bluetooth + BLE ・・・ 8時間、BLE ・・・ 30時間
  • 脳波チャンネル数:1チャンネル (左右の外耳道)
  • 充電:micro-USBによる充電
  • 重量:35g

XHOLOS Engine

CyberneX社は、「XHOLOS Ear Brain Interface」で計測したデータを体感と合う形で解釈し、表現するBCI活用ソフトウェア「XHOLOS Engine」の開発の強化を進めています。このXHOLOS Engineを通じて脳波を含む生体情報を自動的に解釈し、用途に応じて様々なトリガーアクションを実行することが可能です。
設定の組み合わせを変えることで、利用シーンに合わせて柔軟にBCIの活用を進めることができます。
また、これらをワンストップで提供するために『BCIプラットフォーム』をXHOLOSブランドとして確立し、脳情報の日常利用を促進していくとのこと。また、同社はXHOLOSを活用した事業としてリラクゼーション領域を皮切りに、サービスを近日中に発表する予定があるそうです。

まとめ

現在開発・発表されているブレインテックによるウェアラブルデバイスの中でもXHOLOS Ear Brain Interfaceはスタイリッシュかつ違和感も感じにくいデザインになっています。人間拡張技術を用いた多くの機器は、まだまだ「それらしい」機械の形状やデザインなので、自分に置き換えて装着するイメージが湧きにくい印象がありました。このような日常に取り入れやすいデザイン、そして何よりウェアラブルデバイスとして装着・使用しやすい機器は、今後はより万人に認知と需要を産む可能性が高いと考えられます。
XHOLOSは、計測した脳波によって自分のコンディションをデータ化し、可視化することでより高いパフォーマンスを引き出せる魅力を秘めています。「特許王」と名高い、代表の馬場氏が率いるCyberneX社が、今後どのような魅力や可能性を世の中に生み出していくのか期待が高まります。

【株式会社CyberneX】
https://cybernex.co.jp/
代表取締役:馬場基文
会社設立:2020年5月22日
本社所在地:東京都大田区蒲田5-26−8 アーデル蒲田 1107号室
事業内容:BCIデバイスの開発、脳波生体データを活用した研究開発支援、実験PoCのサポートなど

【情報参照・画像引用】
脳情報の日常利用を実現するCyberneXは、Ear Brain Interfaceを中核としたBCIプラットフォーム “XHOLOS(エクゾロス)”を発表し、BCIの商用利用を開始(PR TIMES)

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